貸し事務所のオーナーは、すなわちビルオーナーと呼ばれる職業です。自らの物件資産を他社へ貸し出し、賃料という収入を得るというものですが、契約をした後は黙っていればいい訳ではなく、貸し出した建物の維持管理をすることが必要です。貸し事務所のオーナーとして大変な所は、契約する時よりも、その後の管理なのです。まずは日常の建物状態の維持管理です。防犯や衛生対策として、ブザーや非常用設備は勿論、外装内装の補強などのメンテナンスがあります。実際のメンテナンス作業などについては「ビルマネジメント会社」や「ビル管理士」に依頼するため、メンテナンスの必要な個所を発見できるよう定期的な点検などが行えれば大丈夫です。また、ビル内のテナントを複数企業に貸し出す場合、企業同士のトラブルが発生することもあり、その場合は立ち入る必要もあります。借り入れてから退去するまで、ひとつも問題なく終わる貸し事務所の賃貸借契約など殆どないでしょう。ビルオーナーになるならば、これらをきちんと管理する責任感を持つことが必要です。肝心の「ビルオーナーになる方法」ですが、これは物件を自らが所有し、それを何らかの方法で他者に貸しだしさえすれば、それだけで「ビルオーナー」です。「ビルオーナー」という資格はなく、物件を所有しそれを貸し出ししていれば「ビルオーナー」にはなれる訳ですが、管理していく上での知識や許可などは多数必要になります。貸し事務所を貸し出す側も、借りて運用する側と同等かそれ以上の、大変さがあるのです。